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LIFE~人間が知らない生き方~を読むと動物園や水族館の楽しみもぐんと広がるだろう

LIFE人間が知らない生き方

偶然図書館で手に取った本だったのですが、数ページぱらぱらとめくっただけで面白かったので勢いで読んでしまった本の紹介です。

これを読むと動物園や水族館での見方が大きく変わってくる動物もいると思いますよ。

46億年という地球の歴史の中で、生命の誕生が40億年前。現在地球上の生物は約870万種のなか、ヒトの先進となる猿人が生まれたのが700万年前

ほかの多くの生物に比べ人間の歴史はまだまだ浅く、それ故に生き方も定まっていない。だからこそ生き物たちの知られざる生態から、人間が現代を生きていくための戦略と習慣を学べるところがあるのではないかという趣旨の本です。

LIFE 人間が知らない生き方[ 麻生羽呂 ]
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LIFE 人間が知らない生き方

LIFE人間が知らない生き方

本の全体構成としては、20種類の動物や虫を6Pの漫画で面白おかしく紹介し、2Pの解説で少し踏み込んだ話をします。最後に1Pの豆知識的な雑学が箇条書きにされており、非常に読み進めやすい構成になっています。

1種類ずつの動物に焦点をあてているものの、マニアックすぎる部分までは掘り下げずに、面白い生態だけかいつまんで紹介しています。もしも動物の専門的知識を深めたいといった目的でしたら全く不向きな本ですが、読み物としては非常に面白く子供から大人まで楽しめると思いますよ。

登場動物

本に登場する動物は20種類(虫も含まれていますが…)

どれも意外性があったり、自然界の厳しさを知ったり、次動物園に行ったら注意して観察してみようと思えるような発見ばかりです。

  • ペンギン(出る杭は打たれるが、出る杭が世の中を変える)
  • ライオン(失敗は成功の母)
  • パンダ(こだわりは身を滅ぼす)
  • ネコ(我は我、人は人なり)
  • キリン(人は見かけによらぬもの)
  • ミツバチ(仕事を追うても仕事に追われるな)
  • ハダカデバネズミ(おごれる者は久しからず)
  • ラッコ(過ぎたるはなお及ばざるがごとし)
  • カピバラ(和をもって貴しとなす)
  • ゾウ(生まれながらの長老なし)
  • リス(使わぬ宝はないも同然)
  • イルカ(古きを捨て、新しきを得よ)
  • ウシ(持つべきものは友)
  • タコ(疑心暗鬼を生ず)
  • ラーテル(竜の髭を蟻が狙う)
  • ナマケモノ(あきらめも心の養生)
  • ゴリラ(汝の敵を愛せよ)
  • ダンゴムシ(同じ轍は踏まない)
  • イヌ(細き流れも大河となる)
  • カンガルー(前進あるのみ)

著者情報

文響社 2016年11月29日初版

漫画を担当したのが、週刊少年サンデーに連載をもつ麻生羽呂。動物の特徴をとらえた画力の高さと、適度なゆるさがありました。

内容はタレントで生物おたくの篠原かをり。どの動物も面白い生態をとりあげて、人間の教訓としてうまい具合に話を結びにいってるのがすごいです。

LIFE 人間が知らない生き方[ 麻生羽呂 ]
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動物園や水族館に行きたくなるような本

ラッコ

この本を読むと動物園や水族館に行った時の動物の見方も変わってくると思います。

例えばラッコはウニやアワビといった高級食材を好むのですが、皮下脂肪が薄く体温を維持するために食べる量も非常に多いので飼育にお金がかかります(水族館ではイカやタコをあげる)

ラッコは自分の石へのこだわりも強く、なくすとストレスで不食になるのだとか。

また生殖が難しく、国内のラッコもほぼすべて繁殖年齢を過ぎているようです。

飼育に金がかかり、ストレスに弱く、繁殖能力も低い。そんなラッコは近いうち日本の水族館では見られなくなるかもといわれています。こういった動物事情を知ると、動物園や水族館の楽しみ方も広がりそうですよね。

この本を読んで気になった動物 [ラーテル]

ラーテル

ラーテルは世界一怖いものしらずな動物としてギネスブックにも登録されている、体高25㎝程度の小型哺乳類。

ライオン、水牛、人間、相手が自分よりはるかに大きい動物でも立ち向かいます。コブラを捕食することもあるとか。

爪や分厚い背中、スカンクのような臭腺がありますが、なによりもその強気な性格が武器となってます。ライオン相手に餌を横取りすることもあるようです。

ひるむことなく威嚇する勇ましさがあると思えば、死んだふりをして虚をつくずる賢さも併せ持ちます。そんなラーテルの勇ましい生態から南アフリカ軍の装甲車の名前にも採用されています。

空気をよめ、協調性をもて、長いものには巻かれろといったストレス社会におびえず、臆病にならないで図太く生きよという教えです。

現在日本では東山動植物園でのみ見られます。

本作には続編の「サバイブ」もあります。これもいつか読んでみようと思っています。

LIFE 人間が知らない生き方[ 麻生羽呂 ]
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サバイブ 強くなければ、生き残れない [ 麻生 羽呂 ]
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