【更新情報】ミニマリストの部屋紹介

ミニマリストの起源って何?これからの動向はどうなっていくのか

ミニマリストの起源とは

不必要にお金をかけず、無駄なことに時間をかけないミニマリストは、もはや一般名称として珍しくないものとなりました。

しかし実のところ「私はミニマリストである」なんてわざわざ宣言をしなくたって、当たり前のようにそのライフスタイルを実践している人は昔からわりといるのです。

ブログやSNSで積極的にミニマリストの価値観が強調され始めてから、大衆にも広く認知されるようになりました。ではそもそものミニマリストの始まりはどこからだったのでしょうか。

始まりは1960年代アメリカの表現活動から

ミニマリズムのもとをたどると、一般的に美術や建築分野における装飾を削ぎ落したミニマル・アートが言及されます。

また、音の動きを最小限にパターン化したミニマルミュージックなんてものもあります。

こういった表現におけるミニマリズムが、ライフスタイルに持ち込まれたのがミニマリストのきっかけでしょう。

The Minimalists

2009年に「The Minimalists」が登場。

2人はミニマリストのWEBサイトを運営していますが、彼らがそれを発信するよりも前にすでに小さなコミュニティーでミニマリズムを実践している人がいました。

ミニマリストたちはみんな幸福を実感していて、それならばもっと多くの人に広めようと乗り出したのがこの2人。

レオ・バボータ

ミニマリストの火付け役となったような人物。

2007年から2020年の現在までいまだにブログを更新し続けているかたで、多くのミニマリストに影響を与えてきました。

彼の著書があります。

アンドリュー・ハイド

2012年に登場した、15個の物しか所有しない人物。

彼については日本で多くの人が言及して、メディアでも取り上げられたので有名かもしれません。

ミニマリストを広く知らしめたものの、所有する数量でミニマリストであるかどうかを判断軸にする人が増えてしまったのは彼の功罪ですね。

日本でのミニマリストの始まり

日本ではミニマリストの概念よりも先に「断捨離」がありました。よって物を持たない暮らしが目新しいものではなかったわけでもなく、ミニマリズムも比較的すんなりと取り入れる人が多かったのかもしれません。

ミニマリストの存在が2013年から徐々に認知され始め、2015年ころから爆発的に関心のある人が増えてきました。

本来ライフスタイルとしてのミニマリズムは、自分にとって真に価値がある物を探りながら意識を変えていく精神性を孕んでいます。それが節約的ライフスタイルとして注目されてしまったのも大きな特徴です。

アメリカと日本におけるミニマリストの価値観

1950年代アメリカは大量生産・大量消費で豊かさのシンボルとなっていた時期。

1964年は東京オリンピックの年で、そのころはまだ生活家電やマイカーが庶民の憧れでした。そんな1960年代といえば先に記述したように、アメリカでミニマリズムがムーブメントとなり始めたころです。

日本が経済成長を遂げてGDPが世界3位となっても、アメリカのようなとにかくビッグな物の志向ではなく、多機能性や微妙な差異による製品の過剰な選択肢が増え続けたのが日本の特徴。

1970年代になるとクレジットが登場し、分相応や身の丈に合ったという価値観が薄れて、誰もが欲しいものをすぐに買えるような時代になりました。

キリスト教が繁栄してるアメリカでは神の存在において個人主義を支えているので、ミニマリズムがどれほど社会を超越しようともそれが異質なものとなることはありません。一方で日本は伝統的な村社会の価値観が根底に根付いているので、会社やSNSといった身の回りの小さな人間関係の環の中で自分が何者であるのかを主張しようとします。

単純にアメリカからミニマリズムが輸入されただけではなく、アメリカと日本ではミニマリストと社会との関わり方においても違いがあるわけです。

元祖ミニマリストのブログ

日本で元祖ミニマリストのブログといわれているのが2010年に立ち上げられた「earth in us.」です。

もっと早くから発信してた人もいるかもしれませんが、とりあえず現状で確認できる有名なブログ。

2014年で更新は止まっていますが、今読んでも非常にためになる記事がたくさんあります。

日本でミニマリストが広く認知されたのは

ミニマリストのグーグルトレンドによる動向

グーグルトレンドで「ミニマリスト」というキーワードが検索された動向を、2008年までさかのぼってみました。

2013年ころからじわじわと増え始め、2014年から2015年にかけてミニマリストへの関心が急激に高まっているのがわかります。このころからブログでミニマリストの暮らしを発信する人が増えて、ミニマリストがなんたるかと活発に議論されるようになりました。

日本人にはミニマリストが向いている

わびさびが分かる庭園

日本は諸外国に比べても比較的ミニマリストが受け入れられやすいかもしれません。

例えば日本の美意識の一つに「わび・さび」があります。質素で静かなものを基調とした、シンプルさにひそむ美しさへの理解があります。

もちろん日本が経済的に発展した消費社会であることは前提ですが、文化や歴史的側面からして、日本人にはシンプルさを好むセンスがあるのです。

実践するかどうかは別の話として、実際にシンプルな暮らしをしたいと思ってる人は多いのではないでしょうか。僕自身よく人から「すっきりした生活でいいね」と言われます。

書店で片付けや整理整頓に関する本が人気なのも、その潜在的思考の裏付けとなるでしょう。

物理的に土地や家が小さな日本の住宅事情から鑑みても、物を減らして必要十分な生活を送ることに合理性を認める人も多いのでは。

これからのミニマリズムは

当然ですがミニマリストは生活に不自由を強いてまで物を減らすのではなく、物を減らす過程で自分にとって本当に価値のあるものを取捨選択していくわけです。

物質的な豊かさが保証されている日本では、今後もミニマリスト的な価値観は当たり前のように浸透していくと思います。今は変わり者に思われるようなミニマリストも、それが広く受け入れられる世の中になってくるのではないかと。

所有することで自身を満たす時代は終わり、シェアやレンタルといった共有社会が目前に迫っています。感動や思想の共感を呼び起こすSNSの発達なんかが、分かりやすい最たる例ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です