ラミーコットンハンドタオルの独特な風合いの色味「草木染」の魅力とは【こころばせ】

こころばせのラミーコットンハンドタオル

草木染とは藍、紅、紫、茜、梔子(クチナシ)といった日本古来から植物を原料に染色する手法です。

自然の恵みと日々の経験を最大限に利用して生み出された古き良き技術ですね。

「こころばせ」のラミーコットンハンドタオルは、この草木染を応用して染められており、独特で類を見ないような味わいある色を引き出しています。

ラミーコットンタオルの紹介については下記の記事ですべてまとめています。

素早く拭けてすぐ乾く「こころばせ」ラミーコットンタオルに込められたメイドインジャパンのこだわり

草木染のラミーコットンハンドタオル

草木染のラミーコットンハンドタオル
梔子で青く染められた水浅葱のハンドタオル

ラミーコットンの吸水・保水・速乾の機能を有しながら、草木染特有の独特な風合いの魅力を持つハンドタオルです(一部草木ではないものもある)

草木染ならではのナチュラルで落ち着いた色味は、河上工芸所三宅社長による染料の組み合わせと媒染剤の技巧が凝らされています。

現在ラミーコットンハンドタオルのラインナップは6色。それぞれの特徴を紹介していきます。なお見出しの下のカラー画像はあくまでも参考程度で、厳密にその色を表しているわけではありませんので、ご了承ください。

山葵色(わさびいろ)

草木染の山葵色

緑茶+梔子(少々)

緑茶の出し殻を煮出した染料。緑茶に含まれる渋みの成分「タンニン」の色素は実は緑でなく茶色。これに少々の梔子を合わせて淡い緑にしています。

胡粉色(ごふんいろ)

草木染の胡粉色

マリーゴールド

キク科のマリーゴールドは一般的に黄色に染まりますが、前処理なしに特殊な媒染を使用して味わいのある白にしています。

媒染とは

染料がよく染まるようにするための薬品。

色素と繊維を結びつけるための仲介物質みたいなイメージでアルミ、銅、鉄といった金属系の物質が使われます。

媒染がなくても染められますが、化学反応による発色効果や色落ちしないための色止め効果として必要になります。

水浅葱(みずあさぎ)

草木染の水浅葱

梔子

梔子は日本の温暖な気候の地域に生息するアカネ科の常緑低木。主に黄色の染料ですが少量の青色色素も含んでいるため、青だけ抽出して染められます

樗色(あふち/おうち)

草木染の樗色

ラック

ビルマネムというアフリカ、インド、マレーシアに自生する高木の枝につくイガラムシの体液が樹脂となり固まったものラックと呼びます。通常黒に染まるのを、木酢酸鉄を媒染に使用することで紫色になります。

アジアでは広く染料に使われていますが、厳密には草木染というより動物性の染料による染めといえます。

黒紫(くろむらさき)

草木染の黒紫色

ロックウッド+五倍子(ごばいし)

染料のほか薬用としても栽培されていたロックウッドは、中央アフリカが原産地。

五倍子は「ぬるで」という木の葉にアブラムシが寄生することで、タンニンが凝縮され5倍くらいに膨らんだ塊のこと。古来より黒に染めるのに用いられてきました。

ロックウッドに少量の五倍子を併用することで、味わい深い黒紫の色味になります。

鴇色(ときいろ)

草木染の鴇色

西洋茜

南ヨーロッパ、西アジア原産のアカネ科の植物。西欧で古くから染料に使われていました。

媒染によって茜色よりも淡い綺麗な桜色に染められます。

ラミーコットンハンドタオルを使用してきた感想

草木染ラミーコットンハンドタオルの使用レビュー

提供いただいた製品なのですが、一番好みの梔子で染められた水浅葱のハンドタオルでした。

まず淡くてどこか控えめな色なのに、一切のムラがなくべたっとした色付けではないところに品を感じます。草木染されているという事前知識がなくても「綺麗な色だ」「不思議な色合いだ」と感じられるのでは。

ラミーコットンの特徴であるドライな質感は健在。パパっと手が拭けて、拭いたタオルが普通のものより濡れてる感じが少ないのでカバンにしまう抵抗感も少ないです。

ラミーコットンの同シリーズの中では、ハンドタオルだけパイル(タオルを拡大して見た輪状の織)が短くカットされています。

ポケットにしまうときにかさばらないような小さな配慮ですね。その分、ほかのタオルに比べて、柔らかな手触りがなくなってしまってる印象でした。

また、ラミーコットンの良さというのはバスタオルの大きさで全身を拭くときは非常に実感しやすいですが、ハンドタオルだと一般的なタオルとの違いが少し感じにくいかもしれません。

個人的には700円という価格に、こころばせブランドの背景、草木染の味わいある色と文化的な価値を感じています

なので「すっげーよく拭けるタオルだぜ!」よりは「パステルっぽいけどちょっとくすみがかった、独特な色が気に入ってるんだよね」という感性のほうが合うかなと思いました。

カラー6色
サイズ27㎝×27㎝
価格700円
販売サイトこころばせ ラミーコットンハンドタオル

草木染の歴史

梔子

最後に簡単に本で読んだ知識ですが、参考程度に草木染の歴史を紹介しておきます。

草木染は明治時代まで太古から受け継がれてきたようです。明治以降は短時間で簡便に染められる化学染料が普及していきました。

そもそも化学染料が定着する以前は、区別する必要もなかったので「草木染」という言葉がありませんでした。

昭和5年に信濃の農村で手工芸の指導をしていた山崎斌(アキラ)が、その古式ゆかしさから「草木染」と命名。

高度経済成長期以降は人々の自然回帰への思いが後押しして、天然染料による草木染が見直され一般化していきました。

現代でも草木の恵みに感謝しながら、古の人の技を正しく伝承していってます。

※この記事はPRです。製品は「こころばせ」より提供していただきました。

5 COMMENTS

こころばせ

インスタにここに掲載されている古代色の色名画像をのせたいのですが、いかがでしょうか。谷口さんのインスタにメンションするようにいたします。ご検討くださいませ。

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