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【センスは知識からはじまる】クリエイティブが求められる今読みたい本

センスは知識からはじまる

「あ~センスないな~。」なんてぼやいてしまうことないでしょうか。

僕は学生のころからカメラが趣味なのですが、誰かの表現の上辺をなぞったようなつまらない写真しか撮れませんでした。絵はありえないくらいへたくそだし、音痴だからカラオケも極力避けてきました。

あらゆる物事でセンスに欠けると自覚していたそんな僕でも、本を読んだり知識を吸収するのは好きだったので非常に刺さるタイトルでした。

センスは知識からはじまる【水野学】
created by Rinker

まずはセンスの定義から

そもそも『センス』は具体的に数値化できるものでもなければ、言語化するのも難しい。なんとなく「これいいじゃん」と思えるものをセンスの良さだと思っているから極めて感覚的ですね。

もちろん数値の良いものがセンスも優れていることは多いです。

しかしトップモデルが着用している服も、ZOZOTOWNで売り上げナンバーワンの服も、着るだけでおしゃれになれるわけじゃないのは容易に想像できるでしょう。

センスの良し悪しの判断

センスを絶対的な基準で計ることは難しいですが、普通の基準が分かれば相対的にセンスの良し悪しを判断できるようになります。

そして物事の普通を自分の中に取り込むには、知識を得るのが一番早いというのがこの本の趣旨です。

芸術は知識を学んだ上に成り立つことが往々にしてあり、歴史的背景や人物の生涯などを知っているだけで作品を見る目も変わってきます。

僕のこのサイトも色相環や補色についてちょっとだけ調べて、クールでどこか高級感を感じさせるような印象の配色にしました。センス良いかは置いといて、知識ありきでサイトデザインを考えているのです。

あっと驚く発想やひらめきだけがセンスではなく、むしろそんなものは小さな要因に過ぎません。センスはゼロベースではなく、知識と知識の掛け合わせで生まれるというのが著者の意見です。

センスは知識からはじまる【水野学】
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時代もセンスを求めてる

センスは決してクリエイティブな仕事だけに求められるものではありません。

平成は情報社会として飛躍的に技術が発展しましたが、これも次第に頭打ちになってきます。付加価値や利益が生み出しにくい世の中になると、経済成長も頭打ちになりセンスの時代が訪れます。

センスの時代はやがて優れたセンスを一般化するために、やがて技術の時代へと揺り戻されます。センスと技術は時代のサイクルの中にあるのですね。

このサイクルの転換となる一つ一つのムーブメントがいわゆるイノベーションといわれてるものです。

日本企業の製品にセンスがない理由

この話は真面目な日本人の性格を如実に表しているようで面白かったです。

日本人は保守的な人が多く、市場調査を中心としたマーケティング依存に陥りがちです。著者は「無難な比較対象の”市場”を土台にしても、新しいものは生まれない」と指摘。

市場調査のデメリットは自身の価値基準が行方不明になって、何が作りたかったのか考えなくなること。市場ベースなので責任の所在がなく、製品にかける想いや熱量も下がってしまうのが、イノベーションが起きない理由の一つです。

そういう意味でクリエイティブディレクターという仕事が、今後一層求められる時代になるのかもしれません。

センスは知識からはじまる【水野学】
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センスで仕事を最適化する

仕事シーンで最もセンスを求められるのが企画立案でしょう。誰も聞いたことないような『あっと驚く企画』を期待されがちで困ってませんか。

実は誰も聞いたことのないような企画は意外とたくさんあります。

著者曰く、誰もがあっと驚くような斬新な発想はできるはずなのに、売り上げや数字を気にして自由なクリエイティブを制限しているのです。

初めからセンスと売れ行きの両方を追っていくのは難しいけど、誰も聞いたことないような企画を考え出すのはそう難しくないのですね。

効率よく知識を増やす3つのコツ

忙しい現代人が効率よく知識を得ていくには順序が大切です。

  1. 王道や定番、ロングセラーを知る(多くの人に長く愛されるには理由があるはず)
  2. 今の流行を雑誌や論文で知る
  3. 共通項と一定のルールを考える

定番には定番になるべくした経緯があるはず。そもそも定番を知ることが難しかったりしますが、調べていくうちに知識が蓄積されセンスアップに不可欠な判断基準が形成されていきます。

次に大事なのが定番の真逆となる、一過性の流行を抑えること。学問の定番が教科書なら、流行は論文のようなものでしょうか。最新の知識にアップデートできて幅も広がります。

最後が集めた知識から自分なりの知識に精製するプロセス。定番や流行からその知識に対する普遍的な共通項を導き出して、仕事や生活に応用できるようにします。

客観的情報で評価する

知識の集積はセンスにつながっていきます。そして知識があると物事を客観的情報に基づいて評価できます。

「お洒落で美味しいカフェだ!」ではなく、「立地が良くて、カントリー調な内装とメニューコンセプトが統一されている!」のように。

知識をもとに客観的な評価ができると、常にセンスの良い判断を選択し続けていくことができるようになるしょう。

センスは知識からはじまる【水野学】
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